円ウォン相場、今月100円=940ウォン台の見通し

<第2次円安の恐怖>
先月31日に日銀が追加量的緩和に動いたことで、円ウォン相場は100=950ウォン台までウォン高が進んだ。同日、ソウル外為市場においてドルウォン相場は急激なウォン安となり、前日より13ウォン安い1,068.5ウォンで取引を終えた。円ウォン相場も967.26ウォンまでウォン安が進んだが、日銀が追加緩和策を発表したことにより、取引時間中一時950ウォン台へとウォンが高騰した。これはおよそ1か月余りぶりの高水準である。

日銀は金融政策決定会合において、資金供給量(マネタリーベース)の規模を、従来の年間6070兆円供給から年間80兆円へと拡大した。

その結果、ドル円相場は111円台(その後NY市場で112円台)まで円安が進み、ドルウォン相場もこの影響を受けた。先般、朴大統領が先月29日の国会施政演説にて円安に対する懸念を表明したばかりだが、今回の日銀追加緩和により円安が加速すると警戒感が強まっている。

外為当局は日銀の追加量的緩和発表に関し、「先進国間の金融政策の隔たりにより市場変動性が高まるおそれがある」とし、「今後、円ウォン相場の動きとグローバル資金の流れに対するモニタリングを強化していく」と述べた。当局は特に、急激な円安ドル高につられた円安ウォン高を鋭意注視すると強調した。

イ・ジヌNH投資先物リサーチセンター長は、「今後23年間はドル高と円安が予想される」としながら、「ドル円相場は1ドル=110円台にとどまらず、120130円台への進行もありうる」と述べた。さらにイ センター長は、「超長期的に見れば、1985年プラザ合意以前の1ドル=240250円台レベルの再現もありうる」と見通した。

これは円の価値が現在の半分になることを意味する。一方、円ウォン相場は11月中に100=940ウォンまでウォン高が進むとの見立てが出てきている。ソ・ジョンフン外換銀行研究員は、「円安により、輸出主導型の韓国経済や韓国企業の実績に懸念が生じつつある」と加えて述べた。

<韓国MKニュースより>

0 件のコメント:

コメントを投稿