五台山は、太白山脈の中心部から西へ車嶺山脈が伸びる分岐点にそびえる山である。主峰の毘盧峰(ピロボン)のほか、虎嶺峰(ホリョンボン 1,531m)、象王峰(サンワンボン 1,491m)、頭老峰(トゥロボン 1,422m)、東台山(トンデサン 1,434m)などの高峰が連なる。この5峰及びその一帯の寺院で成される平昌五台山地区と、老人峰(ノインボン 1,338m)一帯の江陵小金剛地区に大別される。
肥沃な土壌と豊富な森林資源を有する典型的な「土山」で、冬季は降雪量が多い。特に月精寺入口からびっしりと茂るモミの森や、中腹のダケカンバ、山頂付近のコノテガシワとイチイの群落、虎嶺渓谷(ホリョンゲゴッ)のオヒョウの群落は壮観である。
動物はイノシシ、ジャコウジカ、アナグマ、タヌキ、ヤギなど26種の哺乳類と、ヤマゲラ、ワシミミズクなど85種の鳥類、ヤマメなど20種の淡水魚類、その他21種の爬虫類・両生類と1,124種の昆虫が棲息している。
周辺には大韓仏教曹渓宗第4教区本寺の月精寺、上院寺(サンウォンサ)、寂滅宝宮(チョンミョルポグン)、北台寺(プッテサ)、中台寺(チュンデサ)、西台寺(ソデサ)など由緒ある仏教寺院と、五台山史庫址(史跡037号)など多くの文化遺跡がある。
<2011年9月23日に撮影した動画>
<登山地図>
(動画の登り=赤 下り=青)
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